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「大手メディアの報道姿勢」その裏で何が進行しているのか?!

高市氏、稲田氏、山谷氏の問題についての報道が、ほとんど無い


しかしこの小渕大臣の「政治とカネ」疑惑。松島大臣の「うちわ配布問題」と並んで、大手メディアは競うように、集中砲火を浴びせかけていますね。もちろん、この問題を軽視できないのは当然です。政治資金はきちんと使われるべきであり、その収支は国民に開示されるべきものだからです。

ただ、少し違和感がありますね。というのも、ほんの少し前までは、他の閣僚の「ある疑惑」が問題となっていたはずだからです。

それは、高市早苗総務相と稲田朋美政調会長の「ネオナチ団体代表とのつながり」疑惑と、山谷えり子国家公安委員長の「元在特会幹部とのつながり」疑惑です。この問題については、「不可抗力だった」「知らなかった」などという弁明があったのみで、その説明責任が果たされたとは、しっかりとした追及がなされたとは、到底思えない状況のままです。

もちろん、IWJでは徹底してこの問題を報じました。

・【安倍「破憲」改造内閣の奇怪な正体(2)】高市早苗総務大臣と「ネオナチ団体代表」とのツーショット写真:騒動の背後では、歴史書き換え「情報発信」計画が進行中?(前編)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/169824

・【安倍「破憲」改造内閣の奇怪な正体(3)】大スキャンダル発覚!
世界中に拡散した”Zaitokukai”~ヘイトスピーチ集団との関係が浮上した国家公安委員長・山谷えり子氏に注がれる国際社会の厳しい視線
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/179078

・【安倍「破憲」改造内閣の奇怪な正体(4)】「ゴスロリ」ファッションの中身は極右政治家! 安倍総理お気に入りの稲田朋美・新政調会長、その政治的背景
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/179120

しかし、大手メディアの報道を見てみると、小渕氏や松島氏の問題に比べて、高市氏、稲田氏、山谷氏の問題についての報道が、ほとんど無いことに驚きます。在特会、ネオナチ団体は、世界的に報じられ、国外では大問題になっているにも関わらずです。NHKなどは意図的とも言えるほど報道しませんでした。小渕氏や松島氏と、高市氏、稲田氏、山谷氏3氏の、この不自然な報道の落差はなぜか。この「謎」の検証は、後ほど記事としてアップする予定ですので、ぜひ見てみてください。

改憲を本気で狙う安倍政権の右傾化ぶりは、今や、世界中のメディアが「懸念」を持って伝えるまでになっています。安倍総理が変えたいのは、憲法9条だけではありません。自民党が発表している改憲草案を読むと、、現行憲法の保証するあらゆる価値が危ないということが分かります。今こそ、自民党の改憲草案全文の危険性と、現行憲法の価値を、全部通して読んで、国民全員が知るべき時ではないでしょうか。

岩上さんと、梓澤和幸弁護士、澤藤統一郎弁護士が、この自民党の改憲草案と、現行憲法を逐条的に比較し、憲法の重要性について考えた12回にわたる鼎談を、一冊にまとめた『前夜』は、IWJのサイトでご購入いただけます。この機会に、ぜひ読んでみてください。

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出典: 日刊IWJガイド 2014.10.20日号 ~No.768号~ から抜粋

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