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江口 寿史(えぐち ひさし)展、その膨大な作品の数にはは圧倒された!

少年時代に夢中になって読んだマンガは手塚治虫・石森章太郎・白土三平だった。
カムイ伝で江戸時代の社会構造を知り、手塚治虫からは深遠な哲学的な世界観を学んだ。

江口寿史氏の作品を読んではいないが、久しぶりにマンガの世界の今を知りたくなり、この展覧会に行ってみた。



偉大なマンガ家・手塚治虫時代の落とし後(?)を思わせる江口氏の画風はすぐに好きになった。
会場入口広場には大勢の若者が階段上座席を埋め、眼下中央で机に向かい合う二人の作業を注視している。

この展示会の主役=江口寿史氏が無言でペンを走らせ、会場から選ばれた向かい合う若者の似顔絵を描いている。

展覧会では膨大な作品群に圧倒されたが、その中に江口寿史氏の「似顔絵を5分で描き上げる練習はマンガを描く基礎作りに効果的だ」という趣旨のコメントを見つけた。

私はいつか政治批判や科学的知見を分かり易く伝える手段になんとしてもマンガを描けるようになりたいと常々考えてきた。うってつけのヒントをもらった気がした展覧会だった。



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