IWJ 日刊ガイド 」 2016.1.8日号~No.1212号~ から抜粋
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■沖縄にはかつて1300発の核ミサイルが存在した! しかも発射寸前だった!?さらに北朝鮮の「水爆実験」、 日本の潜在的核問題に迫る!本日、岩上さんによる「 核問題のプロ」共同通信社編集委員・太田昌克さんインタビュー!
おはようございます。IWJの原です。本日は14時より、 共同通信社編集委員・論説委員の太田昌克さんに、 岩上さんが単独インタビューをします!
北朝鮮が水爆実験に成功したと発表してから3日。 アーネスト米大統領報道官が「(実験後の)我々の初期の分析と、 北朝鮮が水爆実験に成功したとする主張は一致しない」 と述べるなど、世界中でその信憑性が疑われています。
いずれにせよ、 北朝鮮はこれまでにも3度核実験を行ったと発表しており、 今回が4回目。核の脅威を誇示していることは確かで、 放置しておくことはできません。アーネスト氏は「 こうした時こそ、 同盟国に対する揺るぎない防衛義務を強調することが優先事項だ」 と主張。オバマ大統領は米国時間6日夜、安倍総理、 朴大統領とそれぞれ話し合い、 緊密な連携を確認したということです。
今回お話をうかがう太田さんは、長年にわたって、「日米核同盟」 や「原子力」の問題について取材を重ね、『 日本はなぜ核を手放せないのか――「非核」の死角』(岩波書店) 、『日米〈核〉同盟――原爆、核の傘、フクシマ』(岩波新書)、 『秘録
核スクープの裏側』(講談社)などの著書を発表してきた、「核」 問題のスペシャリストともいえる方です。 今回の北朝鮮の水爆実験を、 太田さんはどのように見ているのでしょう。
日米間の「核密約」問題も追った太田さんはかつて、 共同通信での連載「原子力時代の死角」の中で、米国の「 NCND政策(=核兵器の所在について「肯定も否定もしない」 とする米軍の基本政策)」についても言及。 民主党政権時代の2010年3月9日、岡田克也外務大臣(当時) が、NCND政策への「理解」を表明し、 仮に核の持ち込みが将来必要となった際の対応について「 時の政権が政権の命運をかけて判断することだ」と述べ、 有事における核持ち込みを認める可能性を示唆したという事実に着 目していました。
・「日米密約再訪II」(共同通信編集委員 太田昌克)=2013年05月05日
http://www.47news.jp/hondana/ nuclear/article/article017. html
米国の核の持ち込みを認めることは、何を意味するのでしょうか。
核兵器の存在が「抑止力」になる、という論理が横行しています。 しかし、核兵器の管理は、しょせんは人間が行うこと。 完璧ということはありません。ミスやシステムの誤作動、 誤操作があれば、核戦争が起こります。
1972年以前、まだ沖縄が米国の施政権下にあったとき、 冷戦の激化に合わせ、 沖縄には大量の核兵器が配備されていました。 ベトナム戦争のピーク時の67年には、 その数1300発近くにも上ったといいます。
そしてなんと、 米国とソ連の間で核戦争の瀬戸際まで緊張が高まったという「 キューバ危機」の1962年、米軍内で、 ソ連極東地域などを標的とする沖縄のミサイル部隊に核攻撃命令が 誤って出され(!)、 現場の発射指揮官のギリギリの判断で発射が回避されていたことが 昨年3月、 太田さんによる同部隊の元技師らへの取材で明らかになっています 。
一大スクープですが、 これは沖縄の新聞など一部地方紙では大きく取り上げましたが、 全国紙、 全国ネットのテレビではほとんど取り上げられませんでした。
もし、この命令に従って発射ボタンが押されていたら、 報復の核攻撃を沖縄だけでなく日本本土も食らい、 60年代で日本が壊滅していたかもしれません。核時代の戦争、 第三次世界大戦は、第一次大戦、 第二次大戦のように長々と行われるのではなく、 一瞬のうちに生じて、次の瞬間には終わってしまう、 瞬殺の戦争となるのかもしれません。
62年の第三次世界大戦が回避できたのは、 本当に偶然の幸運としか言いようがなかったようです。 こうした衝撃的な真実も、太田さんの口から明日、 直接語っていただきたいと思います。
NCND政策があり、核密約がある。今は秘密保護法もあります。 今後も、我々国民のあずかり知らぬところで、 再び日本に核が持ち込まれることが実際にあり得るでしょう。 キューバ危機の際の沖縄のことを考えても、 誰もが他人事ではいられないはずです。
インタビューでは、日本の潜在的核問題や北朝鮮による今回の「 水爆実験」についてだけでなく、 原発を抱えたまま集団的自衛権の行使を容認するなど、「 戦争遂行体制」を整えつつある安倍政権の外交・ 安全保障政策をどのように見ているか。さらには安倍総理の悲願、 「緊急事態条項」の創設についてもうかがう予定です!
本日のインタビューをマストでご視聴ください! 14時から、Ch1です!
【IWJ Ch1】 http://iwj.co.jp/channels/ main/channel.php
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■沖縄にはかつて1300発の核ミサイルが存在した!
おはようございます。IWJの原です。本日は14時より、
北朝鮮が水爆実験に成功したと発表してから3日。
いずれにせよ、
今回お話をうかがう太田さんは、長年にわたって、「日米核同盟」
核スクープの裏側』(講談社)などの著書を発表してきた、「核」
日米間の「核密約」問題も追った太田さんはかつて、
・「日米密約再訪II」(共同通信編集委員 太田昌克)=2013年05月05日
http://www.47news.jp/hondana/
米国の核の持ち込みを認めることは、何を意味するのでしょうか。
核兵器の存在が「抑止力」になる、という論理が横行しています。
1972年以前、まだ沖縄が米国の施政権下にあったとき、
そしてなんと、
一大スクープですが、
もし、この命令に従って発射ボタンが押されていたら、
62年の第三次世界大戦が回避できたのは、
NCND政策があり、核密約がある。今は秘密保護法もあります。
インタビューでは、日本の潜在的核問題や北朝鮮による今回の「
本日のインタビューをマストでご視聴ください! 14時から、Ch1です!
【IWJ Ch1】 http://iwj.co.jp/channels/
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本日は、共同通信編集委員で、『日米<核>同盟――原爆、 核の傘、フクシマ』(岩波新書)『 日本はなぜ核を手放せないのか――「非核」の死角』(岩波書店) 『日米「核密約」の全貌』(筑摩選書)などの著書があり、 長年にわたり「核」 をテーマに取材してきた太田昌克氏に岩上さんがインタビューを行 います。 今回の北朝鮮による核実験についてもたっぷり分析していただく予 定ですので、ぜひ、ご覧ください!
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