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放射能による遺伝子の影響を調査

いつも貴重な発信を続ける H氏。この3月、体調を崩し入院までしたにも
かかわらず、つい最近沖縄まで行ってきたと次のような報告を書いて
きました。
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先日は8年ぶりの沖縄へ行ってきました。

今回の旅目的は、2011年春から東北地方7ヶ所で
小型蝶ヤマトシジミと幼虫が餌にする植物を採集し、
その地の空間線量を測り、研究室で世代交代させて
放射能による遺伝子の影響を調査します。

国内唯一の琉大理学部大学院のプロジェクトチームに面会し、
この間の経過を聞き、原子力ムラの圧力で大学から出張費が
出ないため(寄付を募りつつも)自費で調査研究を続行中と
昨春知りましたので、何とか彼らを支援するため、
私にできることを確認したいと、チームの広報を担当する
女性の話を聞きたいと願ったのです。

大学から出張費が出なくなった理由は、初年度の成果を
電子版=論文にまとめ世界昆虫学会に発信したら、
チェルノブイリの放射能を浴びた欧州各国では注目され、
複数国のメディアが新聞TVで詳細に報道した後、
“フクシマは大したことはない”と宣伝している政府と、
一般国民にフクシマの遺伝子の影響を知られては原発推進の
国策の危機と認めて、その可能性の芽を詰みたい原子力ムラ
(財界・学者・経産省・政界・メディア)→文科省→大学内シンパ
→大学と圧力を後押しする妨害者たちがあり、兵糧攻めで
プロジェクト チームを潰したい組織の圧力に、琉大事務局が
屈しているからです。

このプロジェクトチームは2010年、世界で初めてヤマトシジミを
研究室内で世代交代させる方法を確立していました。
翌年の3月11日に発生した東日本大震災で東電の福島第1原発が、
レベル9の原発事故を起こして、今なお深刻な“放射能漏れ”を
続けています。

2013-07-02 Hidaka

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