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アジア侵略戦争ができた日本の「あの時代」

廊下の床にあるはずのない水滴。時間の経過とともに水溜り状態に広がる。
人はそんなときどうするだろう。

団地住まいならまず階上のドアをノックして、「洗濯機の排水ホースを調べてほしい」とか、
一軒家なら水道管や屋根を調べて回る。ともかく、原因を突き止めるまで飛び回るのが
普通だろう。

安倍 晋率いる自由民主党を圧勝させた人たちは水溜りが広がっても
放っておく人たちなのだろうか?


今日本が目指している方向はまさに「昔歩いた道」以外の何ものでもない
日本がアジア侵略戦争をしかけた「あの時代」の政治構造だ

侵略戦争に加担した日本のメディアはその後も官僚・経済界の支配から
脱することなく、正しい報道に背を向けたまま現在に至っている。
どこにも安全な地域などない地震大国に、密集した原発を建設する
という犯罪行為の旗振り役を担ったこと1つでも、その立ち位置は
明白だ。

そういう大手メディアの1つだが、こんな報道が載っている。

■無人機、やまぬ巻き添え 軍事費削減で多用 操縦者にPTSDも
http://news.asahi.com/c/adeJbk5zth2ifMa6        ※※※

■福島第一、井戸水から40万ベクレル 高濃度汚染水が到達か
http://news.asahi.com/c/adeJbk5zth2ifMa5        ※※※

■特定秘密保護法が成立するとどんな社会になるのでしょう。
秘密を指定する閣僚、秘密を漏らすと処罰されることになる公務員、
それぞれの経験者に聞きました。
http://news.asahi.com/c/adeJbk5zth2ifMan        ※※※

この記事を追いかけるだけでも、どれほど危険が迫っているのかが
見えてくる。もしそれが見えない人がいるとすれば、一斉に崖っぷちを
目指して進む「ネズミの大群」の中にいる人だろう。

日本がいまどこに突き進んでいるか、真正面から果敢な報道を続けている
インターネットメディアがある。

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

私がこのメディアに出会ったのは3・11の事故直後のこと。
TV をつけっぱなしにして原発事故の状況を知ろうとしていたときだ。
民放は「ACジャパン(旧公共広告機構)」一色。報道といえるものは皆無に
近かった。
NHK は御用学者と訳知り顔の「素人解説員」が「まだ安全です」を繰り返す。
海外の報道ではすでに「炉心溶融」の危険性が迫っていると伝えている。

IWJ は真面目な科学者、技術者、研究者、ジャーナリストから精力的に
取材した報道をインターネットを通じて発信していた。

あれからもう 2年以上経過し、東電は再稼働申請をやり、政府は原発メーカーの
営業マンとなって「原発輸出」に夢中になっている。

これでは世界中から笑いもの、いや、恐ろしい国と思われるのはむしろ当たり前だ。
IWJ は今存続の危機に直面している。資金的にサポートする会員を増やし、
なんとしても現在の報道の量と質を落とさず、真実を報道する強力なメディアと
して力を発揮してほしい。いま私が願っている最大の関心事である。





《IWJ 代表・岩上安身氏の訴え》


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