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集団的自衛権、「最終的には、徴兵制も視野に」

あろうことか、またしても「邦人保護中の米艦の護衛」のためにも

集団的自衛権の行使が必要だ、などと嘘八百の主張!



■■■ 日刊IWJガイド 2014.7.2日号 ~No.658号~ ■■■
(2014.7.2 8時00分)

 元防衛官僚で現・新潟県加茂市長の小池清彦氏は、これについて
「日本が米艦を守るのは『米艦に乗っている日本人』であって、
米艦は『ついでに守る』だけ。日本国民に対する侵害は、日本の主権への侵害。
したがって、日本への侵害だから、個別的自衛権を発動することになる」と
冷静な分析をされています。考えてみれば当然の話です。このアーカイブも、
オススメです。ぜひ、ご覧になってください。

※2014/06/18 集団的自衛権行使で日本は「赤紙で招集される時代に」
元防衛官僚で現役の加茂市長が警鐘
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/147380

 閣議決定に先立って行われた自民党の総務会では、村上誠一郎元行革担当大臣が
「憲法改正が筋。解釈変更は認められない」と反対を表明したそうです。
全員一致が原則の自民党総務会。にも関わらず、野田聖子総務会長は
「賛成が圧倒的多数だ」として、了承を取り付けました。

 外国特派員協会で行われた村上氏記者会見のIWJ記事は、
facebookで17000件以上のシェアされ、twitterでは2500回以上つぶやかれています。
僕が取材に行き、書いた記事なので拙いものではありますが、
村上氏がどのような思いで集団的自衛権の閣議決定に反対したのか、
ぜひ、今一度読み返してみてください。

※2014/06/27 集団的自衛権、「最終的には、徴兵制も視野に」 
自民党・村上誠一郎議員が解釈改憲を真っ向批判
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/148766

(途中割愛

…(前半の続き)
 また、今日は「岩上安身による名古屋大・小川克郎名誉教授インタビュー」の
前半を録画配信します。小川さんはもともと通産省(現・経産省)の
官僚(技官)で、石油公団にいたこともある方。資源探索の現場に臨み、
地熱エネルギーの専門家でもあります。

  なんとこの小川先生は、地球温暖化議論を検証し、本当に温暖化しているのか、
前提となる事実を検証する研究をチームを率いて三年間行った方なんですね。

  そうしたらなんと、2003年から地球の気温は下がっていることが判明した、
というのです! ビックリです! 僕が寒気がして鳥肌が立つのは、
安倍総理のせいだろうけど、それだけでもなかったわけですね。
本当に寒くなっているんだ。岩上さん、またすごい研究している先生を
見つけて来てしまいました。

  それだけではありません。小川先生は、「石油は必ず遠くない将来、
枯渇する」とし、「それよりも早く枯渇するのはウランで、原発にも未来はない」
断言します。そして、数々の自分の体験から、「米国がいざ資源がなくなるという時に、日本に石油を回してくれるかというと、まったく当てにならない」と言い切ります。
軍事だけでなく、資源エネルギー面でも、米国は依存してはいけない相手なのです。

 その上で、安倍政権が米国にひたすら追従して、「集団的自衛権行使容認」に
踏み切る理由について、「米国についていく限り、石油をもらえると思っている
からだ」と喝破されました。

 資源外交の裏表の現実を肌身で知る小川氏。「米国がいざとなったら助けてくれる」
などという期待は「おとぎ話」だということがわかります。是非、ご視聴ください。

※ 7月2日18:00~岩上安身による名古屋大・小川克郎名誉教授インタビュー 前半
http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1

※【岩上安身のツイ録】資源外交の現実 不良鉱区をつかまされていた
~小川克郎・名古屋大学名誉教授の取材を終えて
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/146930

 閣議決定はされましたが、さらに自衛隊法などを細かく変えなければ、
集団的自衛権の行使などできません。秋の臨時国会では、戦争関連法の改正が
大きな焦点となるでしょう。IWJは、今日からまた、全力でこうした重要情報を
発信し続けます。

 何が閣議決定だ!  身内だけで行われた「安倍劇場」には何ひとつ正当性などない、
ということを突きつけていく所存です。超全力で。

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