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辺野古沖の市民らは「犯罪者予備軍」なのか!

昨日夜から今日未明にかけて、沖縄県名護市の市議選の開票が行われました。
もちろん争点は、米軍普天間基地の名護市辺野古への移設。35人が立候補し、
基地反対派が議席を減らしたものの、過半数の票を得ました。

地元の民意は、基地反対が多数です。にも関わらず、政府・自民党は、なんとか
沖縄県知事選まで既成事実を作ろうと、強行に基地建設に向けたボーリング調査を
進めています。

建設に反対する市民らは、毎日のように沖に出て、カヌーや船での抗議行動を
展開しています。この抗議の模様は、IWJ中継市民が断続的に配信してくれています。

【ツイキャスURL】
http://twitcasting.tv/iwj_okinawa1

これに対し、海上保安庁と警備会社による、市民の強制排除、身体の拘束が繰り返されて
います。しかも、立入禁止エリアとなっている工事海域の「外」で、です。この強制排除の
根拠について、福島みずほ議員が防衛省、海上保安庁の職員を行政交渉で追及したところ
、彼らから返ってきた答えは驚くべきものでした。

「海上における犯罪が正に行われようとするのを認めた場合」にのみ適用する
海上保安庁法18条を根拠にしている、つまり、抗議をする地元住民を「犯罪者予備軍」と
見なし、排除に踏み切っていたのです。

この行政交渉の模様は、以下のURLでご覧になれます。

・2014/09/05 辺野古沖の市民らは「犯罪者予備軍」なのか!?海保が強制排除の
法的根拠とする「海保法18条」とは何か
http://iwj.co.jp/wj/member/archives/2545

こうした政府・自民党の暴挙に、地元がだまっているはずがありません。今後、
沖縄県知事選に向け、さらに反対の声はヒートアップしていくことが予想されます。
IWJも、可能な限り張り付いて、本土のメディアが報じない沖縄県民の声の一つ一つを
拾っていきたいと思います。

稲嶺市長は、まだ市長選の投開票日前の今年1月11日、岩上さんのインタビューに
応えています

なぜ、地元は基地建設に反対するのか。米軍基地の歴史的背景や経緯について、
詳しく語っていますので、ぜひ会員となって、全編ご覧下さい

・2014/01/11 【沖縄名護市長選】「これは沖縄だけでなく日本全体の問題」 ~
岩上安身による稲嶺進名護市長インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/119326

出典: 日刊IWJガイド 2014.9.8日号 ~No.726号~

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