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愛国心という美名の従属心教育!!

■■■ 日刊IWJガイド 2015.4.8日号~No.938号~ ■■■から抜粋

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■「国家の発展につくす」道徳教育に喝!--


本日は、「愛国教育」の鬱陶しさが詳しく語られた集会の模様を再配信致します! 現在、小中学校では文科省監修の『心のノート』が全面改訂され、『私たちの道徳』という冊子が導入されています。

この中身がどうにも私の美学とは噛み合いません。

元聖心大学教授の鶴田敦子さんは、「私たちの道徳」を読み解き、労働を「権利」ではなく「義務」とする記載や、「目標に向かって頑張り続ける秘訣」などといった記述もあり、中学生版になると、「郷土を愛す」「国を愛す」「国家の発展につくす」などといった「愛国心教育」も満載だと指摘。「国家のための教育だ」と批判しました!

これは、本当におかしな話ですね。僕は福島県民として、間違いなく、郷土を愛しています。だからこそ、故郷を放射能汚染まみれにした福島第一原発の事故が悲しくてつらくてたまらないのです。

にもかかわらず、事故原因の追及も情報の徹底公開もしない、さらには原発の再稼動に輸出も行おうとする、日本政府のあり方が許せない。



そういう政府を批判したら、国を愛していない、愛国心の足りない人間てことにされてしまうんですか?
それじゃ、時の政府にとって都合のいい人間が、愛国心のある人間ということになる。

そんな、政府のいいなりになる、自分のオツムで物を考えられない、批判的思考ゼロのロボットみたいな人間が、「道徳的人間」とされるんですか?

そんなの、真っ平御免ですね。

岩上さんは、「愛国心の教育」とは、「従属心教育」に他ならない、と断言します。でも、お上に逆らわない、従順な人間とは、今日、最終的に誰かに従順な人間のことなのでしょうか?

日本政府は、米国政府のいいなりですよ。AIIB騒動ではっきりしたじゃないですか。世界で米国に追随してゆくポチは日本だけでした。

となると、日本の子どもは、これからワシントンのホワイトハウスに従順に従う従属心を、教え込まれるということになります。他国の権力に盲従してゆくための教育。それって、奴隷教育じゃありませんか!?

未来を担う、日本の子どもたちに、道徳という名前で、奴隷教育を施さないでもらいたいと切に願います!

「戦争のできる国」の下準備が進んでいます。しかも、米国の国益のための戦争です。愛国心という美名の従属心教育の徹底は、そんなときのために必要なんですね。

そもそも「郷土」というものは、誰かに言われて愛するものではありません。

本日の再配信を是非ご覧になって、皆さんも警戒を怠らないようにしてください!

2014/10/30 安倍教育改革が狙う「戦争するための人材、大企業のための人材作り」 道徳教材は「国を愛せ」「国家の発展につくせ」と記述
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/197526

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